チケット販売大手ぴあが、4月から約320人の正社員の賃金を平均9%引き上げると発表しました。基本給と固定残業代の増額を組み合わせ、一般・総合職で月約3万円、課長級以上は月5万円のアップが見込まれています。
新入社員の初任給もアップ
さらに、今年度の新入社員の初任給も引き上げる予定です。前年度より2万5千円増し、23万4千円になるとのこと。契約社員約300人も給与を引き上げる方針を打ち出しています。
コロナ禍で苦しんだぴあの業績回復
コロナ禍でライブやイベントが開催できず、業績が悪化していたぴあですが、2023年3月期は純利益が13億円と3年ぶりの黒字を見込んでいます。同社は「コロナ禍を耐えてきた社員の頑張りに報いたい」とコメントしています。
労働環境の改善がもたらす効果
今回の賃金引き上げは、社員のモチベーション向上や定着率の向上につながると期待されます。また、これにより他社に対する競争力も向上し、優秀な人材を引き寄せる効果があるでしょう。
まとめ
チケット販売大手ぴあが社員の賃金を大幅に引き上げることで、コロナ禍を乗り越えた企業の復活劇が始まりました。社員のモチベーション向上や定着率の向上につながることが期待され、今後も業績がさらに回復することが期待されます。