guild-x

いろんなニュースについて思った事を書きます。

新型コロナウイルス:定点医療機関での患者数増加、季節性インフルエンザと同じ取り扱いへ

2023年05月19日

最新の感染状況:定点医療機関の報告

厚生労働省が19日に発表した情報によると、全国約5000の定点医療機関から報告された直近1週間(8~14日)の新型コロナウイルスの患者数は、1医療機関当たり2・63人(速報値)となりました。

新たな位置づけ:季節性インフルエンザと同じクラス

これは、新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが季節性インフルエンザと同じ5類に移行後、初めての公表となります。この数値は前週(1~7日)の1・80人から増加していますが、単純比較はできません。

感染状況の評価:「緩やかな増加傾向」

厚労省は現在の感染状況について「緩やかな増加傾向が続いている」と評価しています。ただし、ゴールデンウイーク明けに医療機関が診療を再開したことで、患者数が一時的に増加した影響などを考慮する必要があります。

都道府県別の状況:最多は沖縄県

都道府県別では、沖縄県が6・07人で最多となり、石川県の4・90人、北海道の4・36人が続きました。

集計方法の変更:全数把握から定点把握へ

厚労省は新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけを変更し、全感染者数を公表する「全数把握」から、インフルエンザと同じ「定点把握」に移行しました。これにより、感染状況の監視は定点医療機関からの報告により行われることになります。

まとめ

新型コロナウイルスの感染状況の監視は、これから定点医療機関からの報告による「定点把握」に基づくものとなります。現在は「緩やかな増加傾向」が続いていると評価されていますが、これは医療機関が診療を再開したことによる一時的な増加も含まれています。今後も新型コロナウイルスの感染状況について、定点医療機関からの報告を基に詳しく監視していく必要があるでしょう。