厚生労働省が次期の国民健康づくり計画「健康日本21」で定める新たな数値目標を発表しました。睡眠時間の確保や食塩摂取量の削減が主な目標で、女性の健康への取り組みも強化されます。
十分な睡眠時間の確保を目指す
32年度までに十分な睡眠時間を確保できている人の割合を現状より約5ポイント増やし、60％を目指します。良質な睡眠が健康増進や生活習慣病の予防に役立つことから、睡眠の重要性が強調されます。
食塩摂取量の削減
食塩の過剰摂取が様々な健康問題を引き起こすことから、1日あたりの食塩摂取量を10.1グラムから7グラム未満に減らすことを目指します。食塩摂取量の削減により、高血圧や心疾患のリスクを軽減できるとされています。
女性の健康にも重点
次期計画では、女性の健康にも重点を置く方針です。特に、妊娠・出産に関連する健康問題や更年期障害、骨粗しょう症など、女性特有の健康課題に対応していくことが重要視されます。
専門家部会の了承を経て6月に決定予定
健康日本21の次期計画は、専門家部会の了承を経た後、6月に決定される見通しです。これらの新たな目標により、国民の健康寿命の向上が期待されます。
まとめ
厚生労働省が次世代の国民健康づくり計画「健康日本21」で新たな数値目標を設定しました。主な目標は、十分な睡眠時間の確保や食塩摂取量の削減です。また、女性の健康にも重点が置かれます。この次期計画により、国民の健康寿命の向上が期待されています。