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ロシアの民間軍事会社「ワグネル」、受刑者を戦闘員に勧誘 – 激戦地で捨て駒のような扱い

2023年05月08日

ウクライナ侵攻で活躍するロシアの民間軍事会社「ワグネル」が、受刑者を勧誘して戦闘員にしていることが明らかになりました。朝日新聞が報じるところによれば、ウクライナ軍の捕虜となっている5人の受刑者が、刑務所でワグネルに勧誘され、ウクライナで戦闘に参加したと証言しています。

受刑者に自由と犯罪歴消去の約束

シベリア出身の受刑者は、刑務所でのうわさによってワグネルによる勧誘を待ち望んでいました。彼らには、6カ月の契約後に自由になり、犯罪歴が消えるという条件が提示されたとのことです。このような約束により、受刑者たちは前向きな気持ちでワグネルの戦闘員としてウクライナに送り込まれました。

訓練不足と捨て駒のような扱い

しかし、取材に応じた5人の受刑者は、短期間のお粗末な訓練の後、ウクライナの激戦地に送り込まれ、ワグネルによって捨て駒のように扱われる悲惨な状況に遭遇したと語っています。そのため、彼らは二度と前線に戻りたくないという心境を明らかにしました。

ウクライナでの厳しい戦闘状況

ウクライナでの戦闘状況は厳しく、47歳の受刑者は、ウクライナ東部ドネツク州バフムート近郊に送られた際、ウクライナ軍の攻撃を受けて一緒にいた9人のうち8人が死亡したという。同じ部隊の8割ほどが死亡したとの状況も証言した。これにより、受刑者たちは絶望感を抱えることとなりました。

ワグネル戦闘員の撤退が決定

ウクライナに派遣されたワグネルの戦闘員は4万~5万人と見られており、そのうち受刑者が大半を占めるとされています。米政府は、3万人以上が死傷していると推計しています。最近の報道では、ワグネルがバフムートから10日間の撤退を決定したとされています。これにより、受刑者たちも一時的な休息が訪れることとなりました。

プリゴジン氏とロシア国防省の対立

ワグネルの創設者であるエフゲニー・プリゴジン氏は、ロシア国防省との対立が指摘されています。弾薬不足などの問題が報じられており、これが受刑者戦闘員たちの悲惨な状況を招いていることが考えられます。この対立が解決されない限り、受刑者たちの置かれた状況は改善されないでしょう。

受刑者たちの今後と社会復帰の問題

もしワグネルが約束通り、受刑者たちの犯罪歴を消去し、自由を与えることになった場合でも、彼らは戦闘で受けた心身の傷を抱えたまま社会に戻ることになります。ロシアでは、犯罪歴があると仕事に就けないという現実があるため、受刑者たちは将来に不安を感じていることでしょう。

国際社会の監視と制裁

ロシアの民間軍事会社「ワグネル」が受刑者を戦闘員に勧誘する問題は、国際社会の監視と制裁を招く可能性があります。ワグネルの活動が人権侵害とみなされる場合、ロシア政府に対しても厳しい制裁が科せられることが予想されます。

まとめ

ロシアの民間軍事会社「ワグネル」が、受刑者を戦闘員に勧誘していることが明らかになりました。彼らは、短期間のお粗末な訓練の後、激戦地に送り込まれ、捨て駒のように扱われる悲惨な状況に直面しています。この問題は、国際社会の監視と制裁を招く可能性があります。今後、受刑者たちの社会復帰の問題や、ロシア政府への制裁が予想される中、ワグネルの活動に対する国際社会の対応が注目されます。