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ウクライナとロシア: 消耗戦の真相とその未来

2023年05月11日

ロシアの複雑な状況

ロシアはかつてのソビエト連邦の対ナチス・ドイツ戦勝利を記念する式典で、ウクライナ侵略の現状を隠蔽し、国民の支持を広げようと試みています。しかし、プーチン大統領の演説はウクライナの戦況について触れず、侵略への支持を得るという目的は達せられませんでした。

また、そのパレードでは例年よりも参加した軍人や展示された武器の数が少なく、戦車は数十年前の旧式1両だけでした。これはプーチン氏が「戦果」を国民に誇示できず、兵力をパレードに振り向ける余力がなくなっていることを示しています。

ウクライナ侵略の現状

1年前、ロシア軍はウクライナ領の20%を占領し、さらなる拡大を目指していましたが、その後反攻を受け、現在は17%に減っています。激戦地のウクライナ東部でのロシア側の死傷者は昨年12月以降10万人を超えています。

ロシアは自国が被害国であるかのように振る舞い、米欧がロシアに攻撃を加えているかのような虚偽を並べています。しかし、戦場はロシアではなくウクライナであり、ロシアが国際秩序を踏みにじり侵略を始めた事実をねじ曲げることは許されません。

国内の反応とプーチン政権の恐れ

例年、対独戦勝記念日には市民が第二次世界大戦の犠牲者を追悼する行進が各地で行われますが、今年は中止になりました。これは、追悼行進に集まった国民の中からウクライナ侵略に反対する抗議デモが起きる事態をプーチン政権が恐れたのではないでしょうか。

ウクライナの抵抗とロシアの戦略

ウクライナの戦況は消耗戦の様相が強まりつつあります。ロシア側の兵士の多くは民間軍事会社「ワグネル」が集めた囚人で、ロシア軍とワグネルの指揮・命令系統の乱れを受けて、ロシアは中長期的にウクライナ側を疲弊させる戦術を続けると見られています。しかし、プーチン氏は消耗戦の続行と世論の反発との間で揺れ動いており、動員令を発動する一歩を踏み出せていません。

一方で、ウクライナは大規模な反攻に出る準備を進めています。プーチン氏に撤退や停戦を迫るためには、領土奪還で目に見える戦果を上げる必要があります。米欧はこのための支援を送るべきです。

未来への懸念と希望

この状況は、世界の平和と秩序に深刻な影響を与えています。ロシアの侵略行為とその反論は、国際社会に混乱をもたらし、国際秩序を揺るがせています。しかし、ウクライナの勇敢な抵抗と国際社会の支援が、明るい未来への道筋を示しています。

まとめ

ロシアのウクライナ侵略は、国際社会の混乱と非難を引き起こしています。しかし、ウクライナの抵抗と国際社会の支持が、平和と秩序を取り戻すための道を示しています。今後も、ロシアの行動とウクライナの反応、そして国際社会の対応に注目が集まります。