guild-x

いろんなニュースについて思った事を書きます。

未来を切り開く「量子コンピューティング」 – Googleと日本・アメリカの大学が共同で新たな一歩

2023年05月18日

5月17日、Googleはシカゴ大学および東京大学と共に、量子コンピューティングへの新たな投資を発表しました。この10年間で最大5000万ドルを投入し、日米両国の量子コンピューティング技術開発の進行を支援するとのことです。

Google、東京大学、シカゴ大学との新たな連携

フォールトトレラントな量子コンピュータの開発を加速するために、Googleはシカゴ大学と東京大学との共同研究を行うことを明らかにしました。これは、3つの異なる組織が自らの強みを活かし、量子コンピューティングの進展に投資を行うという戦略です。

オンラインで開催される量子ワークショップ

また、東京大学は22日に「量子ワークショップ」を開催するとも発表しています。Google Quantum AIのエンジニアリングディレクター、ハルトムート・ネブン博士が登壇予定で、このワークショップはオンラインで無料提供されます。

量子コンピュータ研究への追加投資

さらに、Wall Street Journalの報道によれば、IBMも両大学の量子コンピュータ研究に1億ドルを提供する計画があるとのこと。これらの投資は、G7の開催と同時に正式に発表される予定です。

東京大学の既存の量子コンピューティング能力

既に東京大学は、127量子ビットのプロセッサ「Eagle」を搭載した「IBM Quantum System One with Eagleプロセッサー」を導入していると発表しており、この新たな提携は東京大学の量子コンピューティング能力をさらに高めるでしょう。

量子コンピューティングの未来に向けた新たな一歩

量子コンピューティングは既存の技術を超越した可能性を秘めており、新しい視点から科学的な問題を解決することが期待されています。この新たな取り組みは、その未来への道のりを加速する一歩となるでしょう。

G7での重要な発表

今回のGoogle、東京大学、シカゴ大学による提携発表は、今後のG7での重要な議題となるでしょう。また、量子ワークショップの開催は、一般の人々にとっても量子コンピューティングの理解を深める貴重な機会となります。

IBMとの関連性

さらにIBMの報道によれば、同社もまた1億ドルを両大学の量子コンピューティング研究に投資する計画を立てているとのこと。これらの提携と追加投資は、一層の発展を予見させるものです。

量子コンピューティングの社会への影響

量子コンピューティングは、データ分析、物質科学、薬物開発など、多くの分野において社会への大きな影響を与える可能性があります。これらの投資は、量子コンピューティングの実用化と社会への応用を一歩前進させることでしょう。

まとめ

Google、東京大学、シカゴ大学による量子コンピューティングへの新たな投資は、未来を切り開く一歩となるでしょう。その他の大学や企業によるさらなる投資も待ち望まれます。量子コンピューティングの全貌はまだ見えていませんが、この動きは確実にその未来を形成していく要素の一つとなるでしょう。