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過酷な労働条件:清水建設社員の自殺と労災認定

2023年07月17日

この記事では、清水建設の男性社員が自殺し、その死が労災と認定された事件について解説します。特に長時間の残業、業務の記録操作、および企業文化と評価制度の問題に焦点を当てて考察します。

長時間労働と労災認定

29歳の男性社員が2021年に自殺し、2023年にその死が労災と認定されました。彼は長時間の残業を強いられ、勤務時間に関する記録を操作して過少に申告していました。時短目標の達成が評価の対象となると上司から伝えられていたため、このような行動に出た可能性があります。その結果、会社は彼の実際の労働時間を把握できていなかったという。

会社の対応と調査

男性社員の死後、彼の家族は仕事が自殺の原因ではないかと指摘しました。これを受けて、清水建設は2021年に外部の弁護士3人による特別調査委員会を設置しました。調査の結果、彼の自殺は長時間労働が原因だったとの報告がまとめられ、その後会社は遺族に謝罪し、和解に至りました。

記録操作の手口と現状

調査委員会は、男性社員が自分のパソコンをログオンしたまま、共用パソコンに自分のIDでログオンしてからログオフするという手口で労働時間の記録を操作していたことを明らかにしました。この操作により、彼が実際に働いていた時間が記録されず、平均月100時間以上の残業が把握できなかったとのことです。

終わりに:社会的な問題と対策

本事件は、個々の企業だけでなく、日本の労働環境全体の問題を象徴しています。評価制度が時短目標を優先し、過酷な労働環境が生まれることで、社員の健康と安全が脅かされています。労働時間の適切な管理と、社員の健康を守るための仕組みの確立が、今後の課題となります。