写真の発見
1945年8月10日に長崎への原爆投下後の惨状を収めた新たな写真が確認された。旧日本軍の報道カメラマンだった山端庸介氏によるものとされている。長崎市はこの資料の価値を極めて高く評価し、展示を検討している。
写真の内容
写真には散乱するがれきや国鉄の線路、倒れかけた電柱などが写されており、中央奥の丘には爆心地から約500メートルの城山国民学校が映っている。この写真は米軍人から譲り受けた日本人男性が所持していた。
山端庸介氏の撮影
山端氏は被爆後の長崎を最も早く撮ったカメラマンとされている。彼の手記によると、長崎市に到着した後、シャッターを切りながら市内を北上し、午後に長崎を離れた。
被爆者の描写
山端氏の写真には破壊された建造物だけでなく、被爆者も被写体とされた。原爆の悲惨さを迫真性を持って伝えている。
資料の価値
長崎原爆資料館が所蔵しており、新たな発見は116枚確認されている中で「117枚目の発見」にとどまらない意義を持つ。城山国民学校の分析に役立ち、国史跡に関する新たな資料としても重要視されている。
まとめ
この新たな写真は、長崎原爆投下の直後の様子を現代に伝える重要な資料となる。戦争の悲劇と歴史の証拠として、その価値は計り知れない。今回の発見は、戦争の恐ろしさと平和の重要性を我々に改めて認識させるものである。